相掛かり(あいがかり)
互いに飛車先の歩を伸ばし合い、飛車先の歩を交換して戦う、相居飛車の戦法です。
手順
△8二飛。後手も飛車先を交換して元の位置に戻しました。
先手が▲2六歩、後手が△8四歩と、どちらも角道を開けずに飛車先の歩を伸ばすのが相掛かりです。図は互いに飛車先の歩を交換した古典的な形で、先手は▲2六飛、後手は△8二飛と飛車を引いています。
狙い
- 飛車先を伸ばす前に▲7八金(△3二金)で角の頭を守っておくのが必須です。これを省いて▲2四歩と突くと失敗する筋(「5手爆弾」と呼ばれる罠)があります。
- 交換後の飛車は2六・2八・2五などに引き、ひねり飛車、棒銀、腰掛け銀などの作戦に分かれます。
- 玉は中住まいにすることが多く、角換わりより激しく、横歩取りより落ち着いた将棋になりやすいといわれます。
対策
- 最近は飛車先の歩交換をすぐにせず、含みを残して駒組みを進める指し方も増えています。
主な囲い
歴史
江戸時代から指され、戦前まで約100年にわたって主流の戦法でした。2010年代後半にコンピュータの研究をきっかけに再び注目され、2021年度にはタイトル戦で最も多く指された戦型になりました。
関連する戦法
参考資料
最終更新: 2026-10-17