横歩取り(よこふどり)
先手が飛車で後手の3四の歩(横歩)を取る相居飛車の戦法。大駒が飛び交う激しい空中戦になります。
手順
▲3四飛。飛車で横の歩を取る「横歩取り」です。
互いに飛車先の歩を交換したあと、15手目に先手の飛車が横に動いて3四の歩を取るのが横歩取りです。先手は歩を1枚得しますが、その分だけ駒組みが遅れ、後手は飛車と角を使った速い攻めを狙います。
狙い
- 先手は歩得を生かして、乱戦を落ち着かせることを目指します。
- 後手は大駒を中心にした「空中戦」で主導権を取りにいきます。1手の誤りがそのまま勝敗につながる変化が多く、プロでは深い事前研究が必要な戦型です。
- 先手の玉は中住まいにすることが多くなります。
対策
- 横歩を取らせたくない場合、後手は△8四歩・△8五歩の飛車先交換を急がない、あるいは先手が取らずに別の作戦を選ぶこともできます。
主な囲い
歴史
明治から昭和初期にかけては「横歩三年の患い」といって横歩を取るのは悪いとされていましたが、1930年ごろから木村義雄が積極的に取って評価を変えました。
関連する戦法
参考資料
最終更新: 2026-10-17