角換わり(かくがわり)
序盤で角を交換し、持ち駒の角の打ち込みに注意しながら駒組みを進める相居飛車の戦法です。
手順
▲5六銀。5七の歩の上に銀が座る「腰掛け銀」の形です。
10手目△7七角成▲同銀で角を交換するのが角換わりの基本形です。図はその後、先手が右銀を▲4八銀→▲4七銀→▲5六銀と進める腰掛け銀の例です。
右銀の使い方で、腰掛け銀・棒銀・早繰り銀などに分かれます。どの形でも、角を打ち込まれる隙を作らないことが大前提です。
狙い
- 互いに角を持ち駒にしているので、陣形に隙があると角を打たれて馬を作られます。「角換わりには5筋を突くな」という格言は、5筋の歩を突くと3九や7一への角打ちが生じやすいことを指しています。
- 棒銀・早繰り銀は早く仕掛ける作戦、腰掛け銀や右玉はじっくり組む作戦です。早繰り銀は棒銀に強く、腰掛け銀に弱いといわれます。
- 先手が攻めて後手が反撃を狙う展開が多く、後手にとっては千日手も成功とされます。
対策
- 角交換を避けたい側は、早めに角道を止める(矢倉や雁木にする)選択があります。
- 棒銀に対しては、後手の△5四角と早繰り銀を組み合わせた対策が定跡になりました。
主な囲い
歴史
先後同型の腰掛け銀は半世紀以上研究が続く戦型で、木村義雄十四世名人が示した「木村定跡」が古典として知られます。後手が自分から角を換える「一手損角換わり」という派生形もあります。
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参考資料
最終更新: 2026-10-17