藤井システム(ふじいシステム)

居飛車穴熊に対し、玉を囲わずに素早く攻めかかる四間飛車の作戦。藤井猛が考案しました。

振り飛車

手順

24手目/ 24手△2二銀

四間飛車の形から、玉を5九(居玉)に置いたまま、▲1六歩・▲1五歩の端歩、▲3八銀、▲4六歩・▲3六歩・▲3七桂と攻めの形を先に作ります。図は後手が穴熊に組みつつある局面で、先手は攻めの準備を整えています。

定跡エクスプローラーでこの局面を見る ›

狙い

  • 居飛車穴熊が完成する前に、▲2五桂や▲4五歩で角道を開けて攻めかかります。
  • 居飛車が急戦に切り替えてきたら、▲4八玉→▲3九玉と素早く囲って、囲いの堅さの差で戦います。
  • 左美濃に対しても理想形を作らせず、玉頭を攻めます。1つの手順ではなく盤全体の構想なので「システム」と呼ばれます。

対策

  • 居玉を直接狙う急戦、穴熊を目指さない居飛車の作戦(ミレニアムなど)、相振り飛車にする作戦などが対策です。

主な囲い

歴史

藤井猛が考案し、穴熊に対して初めて指したのは1995年12月22日の順位戦B級2組(井上慶太戦)でした。升田幸三賞を受賞し、2007年の将棋世界誌の棋士アンケートでは「現役棋士が選ぶ新手・新戦法」の1位に選ばれています。

関連する戦法

戦法ガイドの一覧へ ›

参考資料

最終更新: 2026-10-17