横歩取り△8五飛(よこふどりはちごひ)

横歩取りで、後手が飛車を8五に引いて構える戦法。考案者の名から「中座飛車」とも呼ばれます。

居飛車(相居飛車)

手順

20手目/ 20手△8五飛

△8五飛。飛車を5段目に引く「中座飛車」の形です。

横歩取りの後手番の作戦です。△3三角で角道を通し、先手が▲8七歩と打ったところで飛車を△8五飛と5段目に引きます。玉は中原囲いに固め、飛車・角・両方の桂で攻めるのが狙いです。

定跡エクスプローラーでこの局面を見る ›

狙い

  • 5段目の飛車は横に広く利き、攻めにも受けにも働きます。
  • 金銀4枚を自陣に残して守りを固め、攻めは大駒と桂に任せます。
  • プロで一時は後手の勝率が7割近くあったといわれ、横歩取りの主流になりました。

対策

  • 先手は新山崎流など、△8五飛の形に対する専用の作戦が研究されています。

主な囲い

歴史

1997年8月26日、中座真がC級2組順位戦で初めて指しました。野月浩貴が採用して広め、井上慶太がA級で指して一気に流行し、「生みの親が中座、育ての親が野月、世間に広めたのが井上」といわれます。中座は1998年度の升田幸三賞を受賞しました。

関連する戦法

戦法ガイドの一覧へ ›

参考資料

最終更新: 2026-10-17