大駒は離して打て(おおごまははなしてうて)

飛車や角を敵陣に打ち込むときは、相手の金銀に当たらない離れた位置から打ち、追われて手番を渡さないようにする考え方です。

飛車・角の手筋

大駒は離して打てとは

3手目/ 3手▲8一飛成
図:▲8二飛と離して打つ

飛車や角を打ち込むときは、相手の駒に当たらない、少し離れた位置から打つと良い、という手筋(格言)です。近くに打つと、金などを当てられて先手で追われてしまいます。

受ける側は反対に、大駒に駒を近づけて追い払います(格言「大駒は近づけて受けよ」)。

図で見る

後手陣の二段目に飛車を打ち込む場面です。▲8二飛は後手の金から離れていて、△6二金と寄られても飛車には届きません。図の進行では▲8一飛成と桂を取って竜を作れます。▲7二飛と近くに打つと、△6二金で飛車に当てられ、逃げる手で手番を渡してしまいます。

使いどころ

  • 相手陣に飛車を打ち込める空きがある中盤から終盤
  • 相手の金銀が近くにいて、近くに打つと当てられる形
  • 遠くから相手の桂香や浮き駒を狙えるとき

注意点・よくある失敗

  • 離しすぎて何も狙えない位置に打つと、大駒が遊んでしまいます。
  • 近くに打つ手が詰めろや両取りになる場合は、近くに打つほうが良いこともあります。

実戦で使ってみる

コンピュータ対局で、この形を狙ってみましょう。終局後の「この対局で出た技」と技図鑑に記録されます。

コンピュータと対局技図鑑を見る

よくある質問

なぜ大駒は離して打つのが良いのですか?

近くに打つと金銀を寄せられて大駒が当たり、逃げる手で相手に手番を渡してしまうからです。離れた位置なら追われにくく、遠くから利きを生かせます。

受ける側はどう対応しますか?

格言「大駒は近づけて受けよ」のとおり、打たれた大駒に金銀を近づけて追い、手番を稼ぐのが基本です。

角を打つときも同じですか?

同じです。角も近くに打つと金銀に当てられやすいので、遠くから斜めの利きで狙える位置を選びます(格言「遠見の角に好手あり」)。

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参考資料

最終更新: 2026-10-17