垂れ歩(たれふ)

敵陣の一つ手前に歩を打っておき、次に成ってと金を作る手筋で、すぐには駒を取らないぶん相手が受けにくい攻めになります。

歩の手筋

垂れ歩とは

5手目/ 5手▲同 飛成
図:▲2四歩と垂らす

敵陣の一つ手前(先手なら四段目)に歩を打っておき、次に成ってと金を作る手筋です。今すぐ駒を取るわけではありませんが、相手が受けにくい場所に打つと、確実にと金ができます。

と金は取られても歩1枚しか損しないので、じわじわと相手の囲いを崩すのに向いています。

図で見る

2筋は歩が切れていて、2三には3二の金しか利いていません。▲2四歩と垂らすと、後手には2四の歩を取る駒がありません。図では後手が△1四歩と別の手を指し、▲2三歩成△同金▲同飛成と進みました。歩1枚で金と交換し、竜もできています。

使いどころ

  • 歩交換のあとなど、相手の歩が切れている筋があるとき
  • 後ろに飛車や香が控えていて、と金を取られても大駒が成り込めるとき
  • 相手の金銀の一段上にと金を作って、囲いをじわじわ崩したいとき

注意点・よくある失敗

  • 垂れ歩は駒に当たっていないので、成るまでに相手に1手の余裕を与えます。攻め合いの速度を数えてから打ちます。
  • 五段目より手前に打つと、成るまでに2手以上かかり、受けの準備をされます。

実戦で使ってみる

コンピュータ対局で、この形を狙ってみましょう。終局後の「この対局で出た技」と技図鑑に記録されます。

コンピュータと対局技図鑑を見る

よくある質問

垂れ歩は何段目に打つのが基本ですか?

先手なら四段目、後手なら六段目です。次の1手で敵陣に入って成れる位置だからです。

と金が強いと言われるのはなぜですか?

と金は金と同じ動きをしますが、取られても相手の持ち駒は歩1枚しか増えません。安い駒で金と同じ働きの駒を作れるのが強みです。

垂れ歩を打たれたらどう受けますか?

成られる地点に駒を足して、と金ができてもすぐ取り返せるようにするのが基本です。図のように後ろに飛車が控えていると、取り返した駒を飛車に取られるので受けが難しくなります。

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参考資料

最終更新: 2026-10-17