玉の早逃げ(ぎょくのはやにげ)

王手をかけられる前に1手使って玉を安全な方向へ逃がしておき、相手の寄せを大きく遅らせる受けの手筋です。

受けの手筋

玉の早逃げとは

1手目/ 1手▲1七玉
図:▲1七玉と早逃げする

王手をかけられる前に、玉を1手かけて安全な方向へ逃がしておく手筋です。寄せ合いの終盤で、攻めるより1手の早逃げのほうが相手の攻めを大きく遅らせることがあります(格言「玉の早逃げ八手の得」)。

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後手は金を2枚持ち、△3八竜と銀を取る王手を狙っています。放っておくと△3八竜▲1七玉△2七金で詰みです。先に▲1七玉と逃げておけば△3八竜は王手にならず、後手が王手を続けても5手以内では詰みません。1六に歩を突いてあったので、1七に逃げ道があります。

使いどころ

  • 相手の竜や飛車が自陣に迫り、次に駒を取りながら王手をかけられる形
  • 端歩を突いてあり、端に逃げ道があるとき
  • 寄せ合いで、駒を打って受けるより玉を動かすほうが手数を稼げるとき

注意点・よくある失敗

  • 逃げた先で別の王手や詰めろがかからないか確認します。
  • 早逃げした分だけ自分の攻めが1手遅れるので、攻め合いの速度と比べて決めます。

実戦で使ってみる

コンピュータ対局で、この形を狙ってみましょう。終局後の「この対局で出た技」と技図鑑に記録されます。

コンピュータと対局技図鑑を見る

よくある質問

「玉の早逃げ八手の得」の「八手」は本当に8手ですか?

8手は大げさな表現で、それだけ得をすることがある、という意味です。王手をかけられてから逃げるより、先に逃げたほうが相手の攻めが何手も遅れることが多い、という教えです。

早逃げはどの方向に逃げるのが良いですか?

相手の攻め駒から離れる方向で、逃げた先に広さや味方の駒がある方向です。図のように端歩を突いておくと、端に逃げ道ができます。

早逃げと、駒を打って受ける手はどう選びますか?

早逃げは持ち駒を使わずに済むのが長所です。駒を打って受けると攻めに使う駒が減るので、玉を動かすだけで受かる形なら早逃げを優先する考え方があります。

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参考資料

最終更新: 2026-10-17