天野宗歩 対 伊藤宗印(遠見の角)
天野宗歩の棋譜で最も有名な一局。33手目▲1八角は「遠見の角」と呼ばれ、将棋史に残る一手として語り継がれています。
天野宗歩対八代伊藤宗印
八代伊藤宗印
天野宗歩勝ち
▲1八角。「遠見の角」。5四の歩を支え、6三・7二方面まで遠くからにらんでいます。
33手目/ 111手▲1八角
盤上で指すと自分の変化を試せます。「次」「前」のボタンで手順を進められます。
△5二飛。後手は中飛車に構えます。
▲2二角成。先手から角を交換します。
▲1八角。「遠見の角」。5四の歩を支え、6三・7二方面まで遠くからにらんでいます。
▲3四金まで、後手の投了。
この対局について
後手の伊藤宗印は、のちの十一世名人です。後手が△5二飛と中飛車に構え、先手の宗歩は早い段階で角を交換しました。
注目は33手目の▲1八角です。盤の隅から打った角で、すぐに何かを取る手ではありませんが、5四に進めた歩を遠くから支え、その先の6三・7二まで利きを通しています。この手は「遠見の角に好手あり」という格言の代表例として紹介されることが多い一手です(現代の棋士の間では、苦心の一手だったという見方もあります)。
終盤は宗歩が銀を捨てて玉を引きずり出し、111手目▲3四金で後手が投了しました。
見どころ
- 16. △5二飛 △5二飛。後手は中飛車に構えます。
- 21. ▲2二角成 ▲2二角成。先手から角を交換します。
- 33. ▲1八角 ▲1八角。「遠見の角」。5四の歩を支え、6三・7二方面まで遠くからにらんでいます。
- 111. ▲3四金 ▲3四金まで、後手の投了。
ほかの名局
参考資料
最終更新: 2026-10-17