角換わり入門
相居飛車で序盤早々に角を交換する角換わりを、基本形まで並べます。角交換に至る手順、△8八角成の一手損角換わり、右銀の使い方の3つの作戦を解説します。
この講座の解説(手順つき)
盤面の解説を、手順に沿って通して読めます。局面は上の盤で一手ずつ確認してください。
- 開始局面
相居飛車の角換わりを、角を交換して基本形ができるまで並べます。変化手順も開いて、どの手順で角交換になるのかを確かめてください。
- 1手目 ▲7六歩
その名のとおり、角換わりは序盤早々に角を交換する戦型です。
「角換わり」というと通常は相居飛車の将棋を指し、たとえば「角交換四間飛車」は居飛車対振り飛車の戦型になります。
この講座では本筋の「角換わり」、つまり相居飛車の角換わりを扱います。
- 2手目 △8四歩
角換わりに至る手順はいくつもあります。
通常は先手がまず角道を開けます。角道が閉じたままだと、この戦型にはなりません。
- 3手目 ▲2六歩
先手は▲2六歩と、通常の居飛車の駒組みを続けます。
後手の主な選択肢は2つ。角道を開ける(角換わりにも横歩取りにもなりえます)か、より一般的な△8五歩です。
- 4手目 △8五歩
後手は歩交換で飛車先を突破しようとしているので、先手は当然その地点を守ります。
- 5手目 ▲7七角
▲7七角は8六の地点を守り、歩交換を防ぎます。
- 6手目 △3四歩
後手も角道を開けて角交換を狙います。
先手はここで角道を止めて矢倉模様にすることもできます。
角換わりに進むなら、銀を上がって角を守ります。
- 8手目 △3二金
後手は△3二金と金を上がり、こちら側の守りに備えます
- 9手目 ▲7八金
先手も同様に▲7八金と上がります
- 10手目 △7七角成
ここで後手が角を交換します。これがこの戦型の最大の特徴です。
先手の角が一度動いた後に交換したので、双方とも角を一手ずつ使ったことになり、どちらにも手損はありません。
- 12手目 △4二銀
後手は銀を4二に上がり、先手が▲2五歩と突いてきたら△3三銀と上がって守る準備をします。
- 13手目 ▲3八銀
先手は▲2五歩を突くかどうかの決断を保留し、まず銀を上がるのが一般的です。
そのための普通の手が▲3八銀で、銀の進路の選択肢をすべて残しておけます。
後手も同じように銀を上がります。
- 14手目 △7二銀
これで角換わりの基本形が完成しました。
ここで先手はどの作戦を採るかを決める必要があります。
右銀の使い方には主に3つあります。
- 棒銀:銀を2六へ繰り出し、飛車先の突破を狙って一気に攻める
- 早繰り銀:銀を4六へ繰り出し、▲3五歩と仕掛ける
- 腰掛け銀:銀を5六に据え、中央での影響力を保つ
いずれも上級者向けの内容なので、今後の章でひとつずつ取り上げます。
関連する解説
この講座で扱う戦法や囲いを、組み方の手順と狙いから詳しく解説したページです。
相居飛車の角換わりを、角を交換して基本形ができるまで並べます。変化手順も開いて、どの手順で角交換になるのかを確かめてください。