横歩取り △2三歩戦法(△2五角の両取り)
横歩取りで後手が△2三歩と打ち、角交換後に△2五角で飛車と歩の両取りをかける変化です。先手は金を取り、持ち駒の角を生かして優勢を築きます。
この講座の解説(手順つき)
盤面の解説を、手順に沿って通して読めます。局面は上の盤で一手ずつ確認してください。
- 開始局面
横歩取り△2三歩戦法から、16手目△2五角の両取りに進む変化です。解説は11手目から始まります。
- 11手目 ▲同 飛
先手は横歩取りの定番の手順で進めます。
ここでの本線は、後手が△8六歩と突き、▲同歩△同飛の後に先手が▲3四飛と横歩を取る進行です。
- 12手目 △2三歩
後手は△2三歩と打って本線から外れます。
先手は横歩を取るか、飛車を引くか(▲2六飛または▲2八飛)を選べます。
この講座では▲3四飛と横歩を取る変化のみを扱いますが、他の2つも堅実な手です。
- 14手目 △8八角成
△8八角成と角を交換し、浮いた飛車を角打ちで狙います。
- 16手目 △2五角
後手が狙いを明かしました。△2五角と打って、飛車と、守りのない4七の歩を同時に狙っています。
先手の有力な手は2つ。▲3六飛と引いて角筋を止めるか、より大胆な▲3二飛成です。▲3五飛はやや劣るとされています。
- 17手目 ▲3二飛成
先手は金を取ります。飛車と金の交換は本来損ですが、先手は持ち駒の角が生きる一方、後手は角を打った位置が悪くなっています。
- 19手目 ▲3八銀
先手は4七を守る必要があります。これで▲2二角や▲3一角の打ち込みを狙っています。
- 20手目 △3三銀
△3三銀は、自陣への駒の打ち込みに対する最善の守りです。
先手にはいくつかの選択肢があります。
- ▲4五角は直接的な両取り
- ▲7七銀や▲6八玉は堅実な守りの手
- ▲1六歩は後手の不安定な角を間接的に狙う手
- 21手目 ▲4五角
▲4五角は6三と2三を同時に狙っており、後手は両方を守れません。
- 23手目 ▲5六角
歩を取るよりも、▲5六角と引いて飛車の頭への金打ちを狙うのが好手です。
- 25手目 ▲2六歩
飛車が8四にいるので、3四での角交換は▲6六角の両取りにつながります(変化を参照)。
今こそ歩を打って角に圧力をかける好機です。
- 26手目 △1四角
△1四角で角交換を避けます
- 27手目 ▲1六歩
▲1六歩でさらに角に圧力をかけます。後手が何もしなければ角が取られてしまいます。
- 31手目 ▲3一金
▲3一金で先手は主導権を保ち、角を追いながら桂を取りにいきます。
- 33手目 ▲2三角成
先手は序盤戦に成功しました。次に金で桂を取ることができ、先手の馬は後手にとって痛い存在です。
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横歩取り△2三歩戦法から、16手目△2五角の両取りに進む変化です。解説は11手目から始まります。