将棋用語集

対局や中継の解説で出てくる将棋用語を、読み方と短い説明で引けるようにまとめました。用語名を押すと、その用語へのリンクになります。くわしく解説したページがある用語には「くわしく見る」を付けています。

289語

あ行

相居飛車あいいびしゃ戦法
双方が居飛車の戦い (矢倉・角換わり・相掛かり・横歩取りなど)。 くわしく見る ›
相掛かりあいがかり戦法
双方が飛車先の歩を伸ばし合って始まる相居飛車の戦型。 くわしく見る ›
合駒あいごま中盤・戦術
走り駒の王手に対し、間に駒を置いて防ぐこと。
相振り飛車あいふりびしゃ戦法
双方が振り飛車の戦い。 くわしく見る ›
上あがる棋譜・符号
前方 (相手側) へ進んだ駒であることを示す区別記号。
開き王手あきおうて終盤
駒が動いたことで後ろの走り駒の利きが通り、王手になること。「空き王手」とも。
悪手あくしゅ中盤・戦術
形勢を大きく損なう手。
味あじ中盤・戦術
後で利用できる可能性・含み。
味消しあじけし中盤・戦術
将来の可能性を早まって実行し、効果を失わせてしまうこと。
遊び駒あそびごま駒
攻めにも守りにも働いていない駒。
頭金あたまきん終盤
玉の頭 (正面) に金を打つ詰みの基本形。 くわしく見る ›
厚みあつみ中盤・戦術
駒がしっかり連結し、崩されにくく盛り上がった陣形の力。「厚い」「手厚い」とも。
穴熊あなぐま囲い
香を一つ上げ、空いた隅 (先手9九/1九) に玉をもぐらせて金銀で蓋をする非常に堅い囲い。 くわしく見る ›
穴熊の姿焼きあなぐまのすがたやき言い回し
穴熊の囲いの形をほとんど保ったまま、玉が詰まされてしまうこと。逃げ道の少ない穴熊の弱点を表す言い回し。
ありがとうございました礼儀・作法
対局終了後に互いに言うあいさつ。
合わせの歩あわせのふ中盤・戦術
相手の歩の正面に歩を打ってぶつける手筋。 くわしく見る ›
行き所のない駒いきどころのないこまルール
以後動けなくなる位置 (一段目の歩・香、一〜二段目の桂など) に駒を打つ・不成で進める反則。 くわしく見る ›
居玉いぎょく戦法
玉が初期位置 (5九/5一) から動いていない状態。
石田流いしだりゅう戦法
三間飛車から飛車を浮き、桂・角と連動させて攻める構え。 くわしく見る ›
一間竜いっけんりゅう終盤
竜を玉から1マス空けた位置に置いて迫る寄せの形。 くわしく見る ›
一手すきいってすき終盤
詰めろと同じ。あと1手で詰む状態。
一手損いってぞん中盤・戦術
手数を1手損すること。作戦として意図的に行う場合もある。
一手損角換わりいってぞんかくがわり戦法
後手があえて一手損して角交換する角換わりの一種。
一手違いいってちがい言い回し
寄せ合いで勝敗が一手の差で決まること。
一分将棋いっぷんしょうぎプロの世界
両者が持ち時間を使い切り、一手60秒未満で指し続ける状態。
伊藤流いとうりゅう礼儀・作法
家元・伊藤家に由来する駒の並べ方。大橋流とは駒を置く順序が異なる。
居飛車いびしゃ戦法
飛車を初期位置 (2筋) 付近に置いたまま戦う戦法の総称。 くわしく見る ›
居飛車穴熊いびしゃあなぐま戦法
居飛車側が玉を隅に深く囲う持久戦の作戦。 くわしく見る ›
浮き駒うきごま駒
どの味方の駒にも支えられていない駒。狙われやすい。
浮き飛車うきびしゃ中盤・戦術
飛車を自陣の上の段 (先手なら6段目) に浮かせ、横にも使えるようにした形。
受けうけ終盤
相手の攻めを防ぐ手・指し方。
受けなしうけなし終盤
有効な受けがない状態。必至とほぼ同じ意味で使う。
打ち歩詰めうちふづめルール
持ち歩を打って玉を詰ませる反則。盤上の歩を突いて詰ますのは合法 (突き歩詰め)。 くわしく見る ›
打ち歩詰め打開うちふづめだかい詰将棋
打ち歩詰めになってしまう局面を、手順を工夫して避けて詰ませる趣向。
打うつ棋譜・符号
持ち駒を打ったことを示す。盤上の駒も同じ地点に動ける紛らわしい場合にだけ付けるのが原則。
うっかり言い回し
相手の手や自分の駒の利きを見落とすこと。
馬 (龍馬)うま (りゅうま)駒
成った角。角の動きに縦横1マスが加わる。
上手うわてルール
駒落ちで駒を落とす側 (強い方)。 くわしく見る ›
永世称号えいせいしょうごうプロの世界
同じタイトルを規定の期数獲得した棋士に贈られる終身称号 (例: 永世竜王は連続5期か通算7期)。 くわしく見る ›
エルモ囲いえるもがこい囲い
将棋ソフト「elmo」が多用して広まった、居飛車の急戦向けの囲い。 くわしく見る ›
王手おうてルール
次に玉を取れる状態にする手。王手をかけられた側は必ず解除しなければならない。
王手飛車おうてびしゃ中盤・戦術
王手と同時に飛車を狙う両取り。受けた後に飛車を取られる。 くわしく見る ›
王手放置おうてほうちルール
王手を解除しない、または自玉を相手の利きに入れる反則。 くわしく見る ›
大駒おおごま駒
飛車と角行のこと。遠くまで利く強力な駒。
大橋流おおはしりゅう礼儀・作法
江戸の家元・大橋家に由来する駒の並べ方。玉から始め、左右交互に駒を置いていく最も一般的な作法。
送りの手筋おくりのてすじ終盤
駒を捨てて玉に取らせ、詰みやすい位置へ誘導する手筋。 くわしく見る ›
鬼殺しおにごろし戦法
桂を早く跳ねて一気に攻める代表的な奇襲。 くわしく見る ›
お願いしますおねがいします礼儀・作法
対局開始時に互いに礼をして言うあいさつ。

か行

角換わりかくがわり戦法
序盤で角を交換し、互いに角を持ち駒にして戦う相居飛車の戦型。 くわしく見る ›
角道かくみち戦法
角の利きが通る斜めの道。
囲いかこい囲い
玉を金銀などで守る陣形の総称。 くわしく見る ›
形作りかたちづくり言い回し
負けを悟った側が、きれいに詰まされる形を作ってから投了すること。
勝ち将棋かちしょうぎ言い回し
正しく指せば勝てる有利な将棋。
金駒かなごま駒
金将と銀将の総称。
壁かべ囲い
自分の駒が玉の逃げ道をふさいでいる状態。
上座かみざ礼儀・作法
床の間に近い、上位者が座る席。
雁木がんぎ囲い
銀2枚を6七・5七(後手は4三・5三)に並べる、居飛車の古典的な囲い・戦法。 くわしく見る ›
緩手かんしゅ中盤・戦術
厳しさに欠け、相手に余裕を与えてしまう手。
看寿賞かんじゅしょう詰将棋
江戸時代の名作家・伊藤看寿にちなむ、詰将棋の最高の賞。 くわしく見る ›
感想戦かんそうせんプロの世界
対局後に対局者同士が指し手を振り返って検討すること。
利かしきかし中盤・戦術
相手が応じざるを得ない手を先に指しておき、局面を有利にすること。
利ききき中盤・戦術
駒が動ける (取れる) 範囲。
棋士きしプロの世界
日本将棋連盟に所属するプロ。原則として奨励会で四段に昇段するとなれる。 くわしく見る ›
鬼手きしゅ中盤・戦術
意表を突き、局面を決定づけるほど強烈な手。
奇襲戦法きしゅうせんぽう戦法
相手の意表を突く、定跡から外れた (多くは無理気味の) 作戦。 くわしく見る ›
棋戦きせんプロの世界
新聞社などが主催する公式の大会。
棋譜きふ棋譜・符号
対局の指し手を順に記録したもの。 くわしく見る ›
決め手きめて終盤
勝ちを確定させる一手。
疑問手ぎもんしゅ中盤・戦術
悪手ほどではないが、より良い手があったと考えられる手。
逆王手ぎゃくおうて終盤
王手を防ぐ手が、そのまま相手玉への王手にもなっていること。
逆転ぎゃくてん言い回し
不利だった側が形勢をひっくり返すこと。
急所きゅうしょ中盤・戦術
局面の最も重要な地点・手。
急戦きゅうせん戦法
囲いを簡素にして早い段階で戦いを起こす指し方。
玉方ぎょくかた詰将棋
詰将棋で詰まされる側。盤上と攻め方の持ち駒以外の駒 (玉を除く) をすべて合駒に使える。
玉形ぎょくけい囲い
玉の周りの駒の配置の良し悪し。
玉将/王将ぎょくしょう/おうしょう駒
取られたら負けになる駒。上位者が「王」、下位者が「玉」を使う慣習がある。
曲詰きょくづめ詰将棋
駒の配置が文字や図形を描く作品。詰み上がりに図形が現れるものは「あぶり出し」。
玉頭ぎょくとう盤
玉の真上 (相手側) の地点とその周辺。
玉頭戦ぎょくとうせん中盤・戦術
玉の頭上で行われる戦い。
玉の早逃げぎょくのはやにげ終盤
危険が迫る前に玉を安全な場所へ移しておくこと。 くわしく見る ›
局面きょくめん中盤・戦術
ある時点の盤上の駒配置と持ち駒の全体。
拠点きょてん中盤・戦術
敵陣近くに打ち込まれ、攻めの足掛かりとなる駒 (歩など)。
切れ負けきれまけルール
秒読みがなく、持ち時間がなくなった時点で負けになる方式 (主にネット・アマ大会)。 くわしく見る ›
記録係きろくがかりプロの世界
対局の棋譜と消費時間を記録し、秒読みなどを行う係 (多くは奨励会員)。
銀冠ぎんかんむり囲い
美濃をさらに発展させ、玉の頭に銀をかぶせた上部に強い囲い。 くわしく見る ›
銀ばさみぎんばさみ中盤・戦術
銀の左右に歩があって斜め後ろへ戻れず、銀が取られてしまう形。
金無双きんむそう囲い
二枚の金を並べる、相振り飛車でよく使われた囲い。 くわしく見る ›
位取りくらいどり戦法
歩を五段目まで伸ばして、その地点を確保する作戦。
形勢けいせい中盤・戦術
局面がどちらに有利かという判断。
煙詰けむりづめ詰将棋
多くの駒が配置された初形から、詰み上がりでは盤上の駒が最少 (3枚程度) になる作品。
研究会けんきゅうかいプロの世界
棋士などが集まって練習対局や局面の研究を行う会。
好手こうしゅ中盤・戦術
局面に合った良い手。
攻防手こうぼうしゅ中盤・戦術
攻めと受けを兼ねた一手。
互角ごかく中盤・戦術
形勢がほぼ五分の状態。
ゴキゲン中飛車ごきげんなかびしゃ戦法
角道を開けたまま5筋の歩を早く突く中飛車。 くわしく見る ›
小駒こごま駒
金・銀・桂・香・歩の総称 (玉・大駒以外)。
腰掛け銀こしかけぎん戦法
銀を5筋の歩の上 (先手なら5六、後手なら5四) に据えて構える作戦。角換わりや矢倉で多い。
後手ごて棋譜・符号
二番目に指す側。棋譜では△で表す。
後手を引くごてをひく中盤・戦術
相手の手に応じる側に回り、主導権を失うこと。
駒こま駒
将棋で使う五角形の木片。各20枚、計40枚。
駒余りこまあまり詰将棋
詰み上がりで攻め方の持ち駒が残ること。正解手順では原則として認められない。
駒落ちこまおちルール
実力差を埋めるため、上位者が一部の駒を除いて指す対局。駒落ちでは上手が先に指す。 くわしく見る ›
駒組みこまぐみ戦法
戦いが始まる前に陣形を整えること。
駒損こまぞん駒
駒得の逆。駒の価値で相手より損をしている状態。
駒台こまだい駒
持ち駒を置いておく台。
駒得こまどく駒
駒の取り合いの結果、相手より価値の高い駒を多く持っている状態。
駒割りこまわり駒
双方が持っている駒の内訳 (損得の勘定)。
駒を並べるこまをならべる礼儀・作法
対局前に初期配置に駒を置くこと。上位者が玉 (王) を取ってから並べ始めるのが礼儀とされる。

さ行

最善手さいぜんしゅ中盤・戦術
その局面で最も良い手。
作意さくい詰将棋
作者が意図した正解手順。
捌きさばき中盤・戦術
駒、特に大駒をうまく交換・活用して働かせること。振り飛車で重視される。
三間飛車さんけんびしゃ戦法
飛車を7筋 (後手は3筋) に振る振り飛車。 くわしく見る ›
三段リーグさんだんリーグプロの世界
奨励会三段による半年単位のリーグ戦。上位2名が四段 (棋士) になる。 くわしく見る ›
仕掛けしかけ戦法
駒組みの後、戦いを始める最初の手。
持久戦じきゅうせん戦法
囲いを固めるなど駒組みを十分にしてから戦う指し方。
四間飛車しけんびしゃ戦法
飛車を6筋 (後手は4筋) に振る振り飛車。 くわしく見る ›
持将棋じしょうぎルール
双方の玉が入玉して詰みが見込めないときなどに、駒の点数で決着を付ける (または引き分けにする) 制度。 くわしく見る ›
自陣じじん盤
自分側の三段。
次善手じぜんしゅ中盤・戦術
最善手に次ぐ手。
下手したてルール
駒落ちで全部の駒を使う側 (ハンデをもらう方)。 くわしく見る ›
質駒しちごま駒
いつでも取れる状態になっている相手の駒。
実戦型じっせんがた詰将棋
実戦に出てきそうな自然な駒配置の詰将棋。
次点じてんプロの世界
三段リーグの3位。次点を2回取ると、四段に昇段する権利が得られる。
指導対局しどうたいきょくプロの世界
プロが主に駒落ちでアマチュアに教える対局 (多面指しも多い)。
しのぎ終盤
激しい攻めを受け切って耐えること。
縛りしばり終盤
王手をかけずに玉の逃げ道を封じること。
下座しもざ礼儀・作法
上座の反対側で、下位者が座る席。
十字飛車じゅうじびしゃ中盤・戦術
飛車の縦と横の利きで2枚の駒を同時に狙う両取り。 くわしく見る ›
終盤しゅうばん終盤
玉の攻防が主題となり、勝敗が決まっていく段階。
終盤は駒の損得より速度しゅうばんはこまのそんとくよりそくど言い回し
終盤では駒の得より相手玉に迫る速さが大事という考え方 (格言)。 くわしく見る ›
順位戦じゅんいせんプロの世界
A級〜C級2組のクラスに分かれた年間リーグ。A級優勝者が名人に挑戦する。 くわしく見る ›
将棋会館しょうぎかいかんプロの世界
日本将棋連盟の本部・対局場がある建物。東京と関西にある。
将棋盤しょうぎばん盤
縦横9マスずつ、計81マスの対局用の盤。
勝勢しょうせい中盤・戦術
ほぼ勝ちが決まっているほど有利な状態。
定跡じょうせき戦法
研究により最善とされてきた序盤などの決まった手順。
焦点しょうてん中盤・戦術
相手の複数の駒が利いている地点。そこへ打つ歩を「焦点の歩」と言う。 くわしく見る ›
上部開拓じょうぶかいたく終盤
玉が上方 (相手陣方向) へ逃げ道を広げること。入玉を目指すときなど。
勝負手しょうぶて中盤・戦術
不利な側が逆転を狙って放つ、リスクを承知の大胆な手。
奨励会しょうれいかいプロの世界
棋士の養成機関「新進棋士奨励会」。級から三段までの会員が対局で昇段を目指す。 くわしく見る ›
序盤じょばん中盤・戦術
対局の初めの段階 (駒組み)。
女流棋士じょりゅうきしプロの世界
女流棋戦を主に戦う女性のプロ。棋士とは別の制度。
尻金しりきん終盤
玉の真後ろに金を打って詰ませる手筋。 くわしく見る ›
直すぐ棋譜・符号
金・銀 (と金など金の動きの成駒を含む) が真っすぐ前に進んだことを示す区別記号。
筋すじ盤
盤の縦の列。先手から見て右端が1筋、左端が9筋。手筋・読み筋のように「手順」の意味でも使う。
筋が良いすじがいい言い回し
理にかなった自然な手を見つけるセンスがあること。
筋違い角すじちがいかく戦法
角交換後、本来の角道とは違う筋に角を打つ戦法・手。
筋悪すじわる中盤・戦術
理にかなわない、効率の悪い手や指し方。
捨て駒すてごま中盤・戦術
わざと相手に取らせる駒 (手)。
素抜きすぬき中盤・戦術
遠くから利く駒で、間の駒が動いた (動かされた) 後ろの駒をただで取ること。
雪隠詰めせっちんづめ終盤
盤の隅に玉を追い込んで詰ますこと。
ゼ (ゼット)ぜっと終盤
相手にどんな駒を渡しても自玉が詰まない状態。「Z」とも書く。
攻め合いせめあい終盤
互いに受けずに相手玉への攻めを競うこと。
攻め方せめかた詰将棋
詰将棋で詰ます側 (通常は先手)。「攻方」「詰方」とも書く。
戦型せんけい戦法
序盤の駒組みや戦法による対局の型の分類。
千駄ヶ谷せんだがやプロの世界
東京の将棋会館がある地名で、将棋界 (東京の本部) を指す代名詞としても使う。
先手せんて棋譜・符号
最初に指す側。棋譜では▲で表す。
▲△せんて・ごて棋譜・符号
棋譜で先手 (▲/☗) と後手 (△/☖) の着手を区別する記号。
先手を取るせんてをとる中盤・戦術
相手が受けなければならない手を指して主導権を握ること。
千日手せんにちてルール
盤面・双方の持ち駒・手番が同じ局面が4回現れること。原則無勝負で、先後を入れ替えて指し直し。 くわしく見る ›
俗手ぞくしゅ中盤・戦術
誰でも思いつく平凡な手。それが最善のときは「俗手の好手」と言う。
即詰みそくづみ終盤
王手の連続で詰む状態。
速度計算そくどけいさん終盤
どちらの玉が先に詰むかを手数で数える考え方。
底歩そこふ中盤・戦術
最下段 (自陣一段目) に打つ歩。特に二段目の金の下に打って横からの攻めを止める。 くわしく見る ›

た行

第一感だいいっかん言い回し
局面を見て最初に浮かぶ手。
大局観たいきょくかん中盤・戦術
細かい読みに頼らず局面全体を捉えて方針を立てる力。
対局室たいきょくしつプロの世界
将棋会館などにある、公式戦を行う部屋。
対抗形たいこうけい戦法
一方が居飛車、もう一方が振り飛車の戦い。 くわしく見る ›
タイトルたいとるプロの世界
竜王・名人・叡王・王位・王座・棋王・王将・棋聖の8つの称号 (と、その番勝負)。 くわしく見る ›
退路封鎖たいろふうさ終盤
駒を捨てるなどして玉の逃げ道をふさいでから詰ませる手筋。
高美濃たかみの囲い
美濃囲いを一段高く発展させた形。 くわしく見る ›
叩きの歩たたきのふ中盤・戦術
相手の駒の頭に歩を打ち、取らせたり動かしたりして形を乱す手筋。 くわしく見る ›
立会人たちあいにんプロの世界
タイトル戦などで対局の進行を見守り、問題が起きたときに裁定する責任者。
垂れ歩たれふ中盤・戦術
次に成れる位置 (敵陣の一つ手前) に歩を打っておく手筋。 くわしく見る ›
段だん盤
盤の横の列。上 (後手側) から一段目〜九段目と数える。
段級位だんきゅういプロの世界
棋力を級と段で表す制度。プロとアマで基準が異なる。 くわしく見る ›
中合いちゅうあい中盤・戦術
離れた位置からの王手に対し、玉から離れた空間に駒を打って合駒すること。 くわしく見る ›
昼食休憩ちゅうしょくきゅうけいプロの世界
長時間の対局の途中に設けられる昼の休憩 (夕食休憩もある)。
中段玉ちゅうだんぎょく終盤
盤の中ほどの段にいる玉。逃げ道が多く寄せにくい。
中盤ちゅうばん中盤・戦術
戦いが始まってから寄せ合いに入るまでの段階。
長考ちょうこう言い回し
一手に長い時間をかけて考えること。
突き捨てつきすて中盤・戦術
歩を突いて相手に取らせ、筋を通したり形を崩したりする手。
継ぎ歩つぎふ中盤・戦術
歩を突き捨てた後、相手の歩の頭にさらに歩を打って取らせる手筋。 くわしく見る ›
つなぎ桂つなぎけい中盤・戦術
盤上の桂の利き先に、さらに桂を打って攻めをつなぐ手筋。
詰みつみルール
王手をどうやっても解除できない状態。詰まされた側の負け。
詰将棋つめしょうぎ詰将棋
王手の連続で玉を詰ます手順を答えるパズル。攻め方は毎手王手、玉方は最長に逃げる。 くわしく見る ›
詰めろつめろ終盤
次に放置すれば詰む状態 (にする手)。「一手すき」とも。
詰めろ逃れの詰めろつめろのがれのつめろ終盤
自玉の詰めろを解除しながら、同時に相手玉に詰めろをかける手。
手合割てあいわりルール
平手・香落ち・角落ち・二枚落ちなど、対局条件 (ハンデ) の区分。 くわしく見る ›
手数てかず棋譜・符号
対局開始から数えた指し手の数。詰将棋では詰みまでの手の数。
敵陣てきじん盤
相手側の三段 (先手から見て一〜三段目)。ここに入る・出る・中で動くと駒が成れる。 くわしく見る ›
手筋てすじ中盤・戦術
局面の型に応じた、効果的な決まった手や短い手順。 くわしく見る ›
手損てぞん中盤・戦術
手順の回り道などで有効な手数を損した状態。
手得てどく中盤・戦術
相手より有効な手を多く指した状態。
手抜きてぬき中盤・戦術
相手の手に応じず、別の (多くは攻めの) 手を指すこと。
手番てばんルール
今どちらが指す番か。
手待ちてまち中盤・戦術
有効な手がない (あるいは動くと損な) ときに、陣形を崩さない手で待つこと。
手渡してわたし中盤・戦術
実質的に何もしない手で相手に手番を渡し、相手の無理を誘う指し方。
田楽刺しでんがくざし中盤・戦術
香 (や飛) で縦に並んだ駒を串刺しにし、前の駒が逃げれば後ろの駒を取る手筋。 くわしく見る ›
天王山てんのうざん盤
盤の中央 5五 の地点。昔から攻防の要所とされる。
同どう棋譜・符号
直前の相手の着手と同じ地点に動いたこと (=その駒を取ったこと) を示す。例: △同歩。
投了とうりょうルール
負けを認めて対局を終えること。プロではほとんどの対局が投了で終わる。
と金ときん駒
成った歩。金と同じ動きで、取られても相手には歩として渡るだけ。
と金攻めときんぜめ中盤・戦術
と金を作って相手陣を少しずつ崩していく攻め。
頓死とんし終盤
指し手を誤り、あっけなく詰まされること。

な行

中住まいなかずまい囲い
玉を中央に置き金を左右に配置する囲い。横歩取りなどで多い。 くわしく見る ›
中飛車なかびしゃ戦法
飛車を中央5筋に振る振り飛車。 くわしく見る ›
生角なまかく駒
成っていない角。成れるのにあえて成らない場合などに使う語。
不成ならず棋譜・符号
成れる場面であえて成らなかったことを示す (「生」と書く例もある)。
成なり棋譜・符号
その手で駒が成ったことを示す。
成駒なりごま駒
敵陣で成って裏返った駒 (と金・成香・成桂・成銀・竜・馬)。 くわしく見る ›
24点法にじゅうよんてんほうルール
飛・角を5点、他の駒 (玉を除く) を1点と数え、24点未満の側を負け、双方24点以上なら持将棋とする方式。プロ公式戦で使用。 くわしく見る ›
二手指しにてさしルール
相手の番に続けて指してしまう反則。 くわしく見る ›
二手すきにてすき終盤
2手続けて指されると詰む状態 (詰めろの一歩手前)。
二歩にふルール
成っていない自分の歩がある筋に、もう1枚歩を打つ反則。 くわしく見る ›
日本将棋連盟にほんしょうぎれんめいプロの世界
棋士で構成される公益社団法人。棋戦の運営や普及を行う。
二枚替えにまいがえ駒
大駒1枚を渡して小駒2枚 (金銀など) を得る交換。多くは得とされる。
入玉にゅうぎょくルール
玉が敵陣 (相手側三段以内) に入ること。詰ましにくくなり、持将棋の条件にも関わる。 くわしく見る ›
入玉宣言法にゅうぎょくせんげんほうルール
入玉や駒数・点数などの条件を満たした側が宣言して勝ち (または指し直し) を主張できる規定。 くわしく見る ›
粘りねばり言い回し
不利な局面でも簡単に負けず、受けや勝負手で抵抗し続けること。
年齢制限ねんれいせいげんプロの世界
奨励会は原則26歳までに四段になれないと退会となる (勝ち越しによる延長あり)。

は行

敗勢はいせい中盤・戦術
勝ち目がほとんどないほど不利な状態。
敗着はいちゃく中盤・戦術
負けの決定的な原因となった手。
端はし盤
1筋と9筋のこと。
端玉はしぎょく終盤
盤の端の筋にいる玉。
端攻めはしぜめ中盤・戦術
1筋・9筋から相手の囲いを攻めること。
走り駒はしりごま駒
飛・角・香のように一直線に何マスでも動ける駒。
早繰り銀はやくりぎん戦法
銀を斜めに早く繰り出して攻める作戦。
早詰はやづめ詰将棋
作意より短い手数で詰む余詰。
腹銀はらぎん終盤
玉の真横に銀を打ち、逃げ道を封じる寄せの手筋。 くわしく見る ›
番勝負ばんしょうぶプロの世界
タイトル戦などで行う、五番勝負・七番勝負などの複数局の勝負。 くわしく見る ›
反則はんそくルール
規則で禁止された手や行為。公式戦では原則としてその時点で反則負け。 くわしく見る ›
控えの桂ひかえのけい中盤・戦術
直接当てずに一段手前に桂を打ち、次の跳躍を狙う手筋。 くわしく見る ›
引ひく棋譜・符号
後方 (自陣側) へ下がった駒であることを示す区別記号。
飛車先ひしゃさき戦法
飛車の真上の筋 (先手なら2筋) とその歩。
左ひだり棋譜・符号
同上で、左側の駒が動いたことを示す。
左美濃ひだりみの囲い
居飛車側が左側に組む美濃型の囲い。 くわしく見る ›
必至ひっし終盤
どう受けても次に詰みが防げない状態 (にする手)。「必死」とも書く。
必至問題ひっしもんだい詰将棋
必至をかける一手 (手順) を答える問題。
紐 (ひも)ひも駒
ある駒を支えている味方の駒の利き。紐が付いていれば取られても取り返せる。
評価値ひょうかち言い回し
将棋ソフトが局面の優劣を数値で示したもの。
秒読みびょうよみルール
持ち時間を使い切った後、一手ごとに決められた秒数 (例: 60秒) 以内に指す方式。 くわしく見る ›
平手ひらてルール
駒を落とさない対等な条件の対局。 くわしく見る ›
封じ手ふうじてプロの世界
2日制の対局で1日目の終わりに手番の側が次の手を紙に書いて封をし、翌朝に開封すること。 くわしく見る ›
歩頭の桂ふがしらのけい中盤・戦術
相手の歩の正面に桂を打ち、取らせて囲いを崩す手筋。
歩切れふぎれ駒
持ち駒に歩が1枚もない状態。受けや手筋が使えず不便。
含みふくみ中盤・戦術
複数の狙いや選択肢を残しておくこと。
符号ふごう棋譜・符号
「7六歩」のように筋 (算用数字)・段 (漢数字)・駒名で指し手を表す書き方。
藤井システムふじいシステム戦法
居玉のまま居飛車穴熊の完成前に攻めかかる四間飛車の作戦体系。 くわしく見る ›
不詰ふづめ詰将棋
正しく受けると詰まない欠陥作。
舟囲いふながこい囲い
居飛車が対振り飛車の急戦で使う簡素な囲い。 くわしく見る ›
フリークラスふりーくらすプロの世界
順位戦に参加していない棋士の区分。
振り駒ふりごまルール
先手・後手を決める方法。上位者の歩5枚を振り、表 (歩) が多ければ上位者、裏 (と) が多ければ下位者が先手になる。 くわしく見る ›
振り飛車ふりびしゃ戦法
飛車を左側(先手なら5〜8筋)に移して戦う戦法の総称。 くわしく見る ›
振り歩先ふりふせん礼儀・作法
振り駒で表の歩が多く出たら、歩を振った側 (上位者) が先手になるという決まり。
ふんどしの桂ふんどしのけい中盤・戦術
桂で相手の駒2枚を同時に狙う両取り。 くわしく見る ›
変化へんか詰将棋
玉方が作意以外に応じた場合の手順。
変同へんどう詰将棋
作意と同じ手数で詰む変化手順。程度により欠陥とされる。
棒銀ぼうぎん戦法
銀を真っすぐ前に進めて飛車と協力し突破を狙う攻め。 くわしく見る ›
ポカぽか言い回し
単純な見落としによる大悪手。
本筋ほんすじ中盤・戦術
理にかなった正統な指し方・手順。

ま行

負けましたまけました礼儀・作法
投了するときに言う言葉 (無言で駒台に手をかざす作法もある)。
待ったまったルール
指した手を取り消してやり直すこと。公式戦では反則。 くわしく見る ›
右みぎ棋譜・符号
同じ地点に動ける同種の駒が複数あるとき、指し手から見て右側の駒が動いたことを示す。
美濃囲いみのがこい囲い
振り飛車の代表的な囲い。少ない手数で横からの攻めに強い。 くわしく見る ›
妙手みょうしゅ中盤・戦術
普通は思いつきにくい、鮮やかな好手。
観る将みるしょう言い回し
自分で指すより、対局観戦や棋士の応援を楽しむファン。
ミレニアム囲いみれにあむがこい囲い
桂を跳ねた後の桂の初期位置 (先手8九) に玉を置く、対振り飛車用の堅い囲い。トーチカとも。 くわしく見る ›
向かい飛車むかいびしゃ戦法
飛車を8筋 (後手は2筋) に振り、相手の飛車と向かい合わせる振り飛車。 くわしく見る ›
無駄合むだあい詰将棋
すぐに取られて何の効果もない合駒。詰将棋では手数に数えない。
名人めいじんプロの世界
名人戦の勝者の称号。最も歴史のあるタイトル。 くわしく見る ›
持ち駒もちごま駒
相手から取り、自分の手番に盤上へ打てる駒。 くわしく見る ›
持ち時間もちじかんルール
対局者それぞれに与えられた考慮時間の総量。 くわしく見る ›

や行

矢倉(戦法)やぐら戦法
双方が矢倉囲いに組む相居飛車の代表的戦型。 くわしく見る ›
矢倉囲いやぐらがこい囲い
金銀3枚で玉を上部から守る、相居飛車の代表的な囲い。 くわしく見る ›
優勢ゆうせい中盤・戦術
はっきり有利な状態。
指運ゆびうん言い回し
時間に追われて読み切れないまま指した手がたまたま良かったり悪かったりする運。
横歩取りよこふどり戦法
飛車で相手の3筋 (7筋) の歩を横から取りに行く激しい戦型。 くわしく見る ›
寄せよせ終盤
相手玉を詰みに向けて追い込んでいく攻め。
四段よだんプロの世界
プロ棋士としての最初の段位。
余詰よづめ詰将棋
作意以外の攻め方でも詰んでしまう別解。作品の欠陥とされる。
寄よる棋譜・符号
真横に動いた駒であることを示す区別記号。

ら行

力戦りきせん戦法
定跡を離れて実力勝負になる将棋。
竜 (龍王)りゅう (りゅうおう)駒
成った飛車。飛車の動きに斜め1マスが加わる。
竜王りゅうおうプロの世界
竜王戦の勝者の称号。タイトル序列1位。 くわしく見る ›
両王手りょうおうて終盤
2枚の駒で同時に王手をかけること。合駒や王手駒を取って防げず、玉が動くしかない。
両取りりょうどり中盤・戦術
1枚の駒で相手の2枚の駒を同時に狙うこと。
劣勢れっせい中盤・戦術
不利だが、まだ決定的ではない状態。
連続王手の千日手れんぞくおうてのせんにちてルール
一方が王手をかけ続けて千日手になった場合で、王手をしていた側の反則負けとなる。 くわしく見る ›

わ行

割り打ちわりうち中盤・戦術
1マス空けて並ぶ飛車と金などの斜め後ろに銀を打ち、両取りをかける手筋。 くわしく見る ›

参考資料

最終更新: 2026-10-17